2025年4月号特 集 地盤改良のDx・Gx 総括編集 舘山・木村 各委員 ![]() |
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巻頭言 | 第4次産業革命を変革のチャンスに | 小宮 一仁 |
総 説 | 国土交通省におけるi-Construction2.0の推進 | 森下 博之 |
各 論 | 施工履歴データを用いたICT地盤改良工の出来形管理 | 阿久根祐之 |
各 論 | GX建設機械認定制度 | 中根 亨 |
報 文 | 深層混合処理工法におけるリアルタイム撹拌翼先端位置計測システム | グエン ホンソン・足立 有史・高植 俊彰・高田 守康 |
報 文 | 深層混合処理工法における無人化施工―GeoPilot-AutoPile+遠隔操縦― | 廣畑 憲史・伊藤 竹史・日髙 亮 |
報 文 | 自動化システムによる中層混合処理工法のICT施工―Eight工法― | 金子 広明・秋本 浩平・東芝 崇・上村 一義 |
報 文 | ICT対応型スラリー揺動撹拌工による施工の効率化―WILL-i工法― | 島野 嵐・市坪 天士・南 大輔 |
報 文 | 全層鉛直撹拌式地盤改良工法におけるICT施工―パワーブレンダー工法― | 田屋 裕司・中村 嘉志・牧野 貴哉・椛嶋 陽平 |
報 文 | 段差対抗噴射式高圧噴射撹拌工法におけるICTの活用―ICT技術を用いたV-JET工法― | 島野 嵐・星 宏明 |
報 文 | 静的圧入締固め工法における地盤改良管理システム『OGIMS』の現場適用事例 | 田中 博之・稲川 雄宣・三浦 国春 |
報 文 | 薬液注入工法・高圧噴射撹拌工法の見える化施工 | 四垂 拓也 |
報 文 | デジタル施工管理システムの導入に向けて―薬液注入工事における施工管理の刷新― | 佐々木克正 |
報 文 | ISD(information sharing for dam grouting system)によるICT化・遠隔化施工 | 阿部 秀樹・鈴木 俊 |
報 文 | 建築分野における地盤改良のICT施工管理システム―テノコラム工法,テノキューブ工法― | 道明 裕毅・村山 篤史・平山 勇治 |
報 文 | 河川護岸における地盤改良のICT施工管理システム | 松岡 大介・美野輪皇士 |
報 文 | 岡山環状南道路のICT地盤改良工事―平成30年 i-Construction大賞 優秀賞受賞― | 関 徹也 |
報 文 | 令和3年度 八代港大築島土砂処分場地盤改良工事~海上SCP工法のICT施工~ | 大古利勝己 |
報 文 | 低炭素型土質・地盤改良材「バイプロジオ」「クリーンクリートジオ」 | 諸冨鉄之助・三浦 俊彦 |
報 文 | 溶融スラグとバイオ炭混入によるカーボンニュートラル対応地盤改良工法 | 長澤 正明・衣川 剛央 |
報 文 | ECM(エネルギー・CO2・ミニマム)セメントの流動化処理土への適用 | 河野 貴穂・井畔 文彦 |
報 文 | 無機系廃棄物と産業副産物の有効利用でCO2排出削減に貢献できる地盤改良材―アースシリカ― | 本谷 洋二・稲積 真哉・橋本 亮・吉本 敦哉 |
報 文 | 環境負荷を低減できる締固め系液状化対策工法(TS-improver工法) | 武田 耕造・廻田 貴志・山田 敏広・大高 信雄 |
連 載 | 地盤のばらつき評価と設計・施工への展開 第13回 台形CSGダム建設における品質管理業務の省力化―成瀬ダムでの取組事例― |
岡本 道孝・田中 恵祐・大井 篤 |
連載企画 | けんせつ小町便り 第112回 | 内藤和可子 |
TOPIC | 第8回「住品協技術報告会」を開催/NPO住宅地盤品質協会 | |
インフォメーション | 地盤技術フォーラム2026開催予定のお知らせ |
〈編集趣旨〉
国土交通省では我が国における将来的な建設業の担い手不足に備え,2016年から建設生産プロセスでICTを活用する「i-Construction」を提唱し,建設現場の生産性向上に向けて適用が進められております。加えて,2020年には国会において,2050年までにCO2(二酸化炭素)を排出実質ゼロにすることを目指す「2050年カーボンニュートラル宣言」がなされ,これを受けて「グリーン社会の実現に向けた『国土交通グリーンチャレンジ』」の推進も進められております。このため,地盤改良においてもIoTやAI,VRなどデジタル技術の工事への適用や,低炭素化社会の実現に向けたセメント系固化材に代わる新材料の開発などが盛んと行われております。
そこで本特集号では「地盤改良のDx・Gx」を取り上げることにいたしました。総説および各論では,国土交通省における本件に関する行政の動向や制度について,報文では,地盤改良におけるデジタル技術や低炭素化技術の開発状況や実施例についてご紹介頂きました。Dx/Gxに取り組まれている読者の皆様にとって大いに参考になると確信致しております。(舘山 勝,木村嘉富)