2019年11月号特 集 杭の支持力最前線 総括編集 長尾 俊昌 委員 |
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巻頭言 | 拡底杭の超大径化・多段化には,設計法の変革が急務では | 梅野 岳 |
各論 | 節部・拡底部を有する場所打ちコンクリート杭の支持力・引抜き抵抗力に係る評定 | 久世 直哉 |
各論 | 場所打ち拡底杭の評価の現状-コンクリート強度・形状- | 北川 勝 |
各論 | 既製杭の支持力評価の現状-押込み・引抜き- | 下平 祐司・廣瀬 竜也 |
各論 | 既製杭の支持力(押込み・引抜き)評価の現状と展望 | 土屋 勉 |
各論 | 高支持力埋込み杭の施工管理の現状 | 木谷 好伸 |
各論 | 場所打ちコンクリート拡底杭の施工管理の現状と課題 | 宮本 和徹 |
報文 | 大阪地区の地盤特性を考慮した多段拡径杭の適用事例-TMB杭工法- | 平井 芳雄・若井 修一 |
報文 | 節付き場所打ち杭および節付き壁杭の適用事例-ナックル・パイルおよびナックル・ウォール工法- | 佐原 守・鈴木 直子 |
報文 | 中間および先端に拡径部を有する場所打ちコンクリート杭を逆打ちパイルド・ラフト基礎へ適用した事例-Me-A工法- | 佐野 大作・増田 和典・田口 智也・石橋 洋二・吉澤 克仁 |
報文 | 引抜き抵抗を期待して杭軸部中間に拡径部を設けた杭の適用事例-HND-NB工法- | 沼本 大輝・太田 雄介・奥本 拓也・児玉 洋史 |
報文 | 多段拡径場所打ち杭の施工試験-T-EAGLE杭工法- | 渡邊 徹・堀井 良浩・濱健 太郎・秋月 通孝・中西 義隆・小座間琢也 |
報文 | 高支持力埋込み杭の適用事例-MAGNUM工法- | 田中佑二郎 |
報文 | 高支持力埋込み杭工法の適用事例-New-STJ-II工法- | 新川 照雄 |
報文 | 回転圧入鋼管杭を用いた橋脚の設計・施工管理手法-北陸新幹線、あわら指中高架橋- | 関 一成・木村悠一郎・吉次 俊博 |
報文 | 斜杭基礎を用いたラーメン高架橋の設計・施工-北陸新幹線小松木場潟(南)高架橋- | 齋藤 眞秀・宮嵜 俊彦・高原 英彰 |
報文 | 小名浜港東港地区岸壁での港湾施設向け低振動・高支持力杭の施工事例-「RSプラス工法」- | 永尾 直也・高橋 洋敬・水谷 崇亮・尾崎 精一 |
報文 | 既製杭埋込み工法における根固め部ソイルセメントの強度早期判定方法-CW-QUIC- | 依田 侑也・浅香 美治・大和 由佳・木村 匠 |
報文 | 場所打ちコンクリート杭の安定液の性状調査 | 宮本 和徹・今井 康幸 |
報文 | 高強度コンクリート(Fc ≧60N/mm2)を用いた場所打ち杭のコンクリート強度の調査 | 若井 修一・平井 芳雄 |
報文 | 既製コンクリート杭の施工品質に関する最新の取組み | 木村 一貴 |
工法紹介 | 多段拡径場所打ちコンクリート杭工法:TMB杭工法 | 若井 修一 |
工法紹介 | 節付き場所打ち杭および節付き壁杭-ナックル・パイルおよびナックル・ウォール工法- | 佐原 守・須藤 敏巳 |
工法紹介 | 中間および先端に拡径部を有する場所打ちコンクリート杭工法:Me-A工法 | 田口 智也・佐野 大作 |
工法紹介 | HND-NB工法 | 沼本 大輝・太田 雄介・川上 賢一・児玉 洋史 |
工法紹介 | T-EAGLE杭工法 | 渡邊 徹・中西 義隆 |
工法紹介 | MAGNUM-BASIC工法 | 小梅 慎平 |
工法紹介 | MAGNUM工法 | 小梅 慎平 |
工法紹介 | New-STJ-II工法 | 佐藤 弘輔 |
工法紹介 | 港湾施設向け低振動・高支持力杭工法:RSプラス工法 | 永尾 直也・高橋 洋敬 |
コラム | 旧帝国ホテルの“耐震設計”と基礎 | 吉見 吉昭 |
連載企画 | けんせつ小町便り 第47回 | 鈴木比呂子 |
TOPIC | 地盤技術フォーラム2019-地盤改良技術展・基礎工技術展・災害対策技術展-を開催 |
〈編集趣旨〉
既製杭の杭先端に拡大根固めを築造することによって大きな鉛直支持力を得る,いわゆる高支持力杭は首都圏を中心に益々その利用が増えています(2018年度の施工実績のうち拡大根固め工法が約90%を占めているとの情報があります)。一方,場所打ちコンクリート杭では,高支持が得られる拡底杭の最大径は4.5mを超える工法が多数存在するとともに,同じ杭で先端部に加え中間部も拡大する工法が開発され,超高層建物等への適用が進んでいます。
本特集号では,こうした高支持力杭の現状と実プロジェクトでの適用事例を中心に紹介することとしました。高支持力杭では1本の杭が支持する鉛直荷重が極めて大きくなるため,その性能を発揮するためには高度な施工管理が欠かせません。そのため,高支持力を担保するための品質管理に関する取り組みについてもご執筆頂くこととしました。工法紹介と併せて,ぜひご一読ください。