2016年2月号 特　集 東日本大震災からの復旧・復興（その３）－建築・住宅・宅地－ 総括編集　菊池・三反畑・渡辺　各委員
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巻頭言	東北復興の現状～集中復興期間から復興・創生期間へ～	内海　英一
総説	復興まちづくりに関するこれまでの取組みと課題および今後の展望	田中　成興
総説	災害公営住宅の供給に向けた取組みと現状	国土交通省　住宅局　住宅総合整備課
各論	岩手県の住宅復興の現状	勝又　賢人
各論	宮城県における復興まちづくりの現状	櫻井　雅之
各論	福島県復興の現状－「ふくしまの未来を拓く県土づくりプラン」の５つの重点政策の取組状況－	大河原　聡
各論	ＵＲ都市機構の復興支援	近藤　晃次
各論	東日本大震災で被災した宅地の復旧・復興方法の特徴	安田　進
報文	復興まちづくり事例：宮古市田老地区	去石　一良・青木　信一
報文	復興まちづくり事例：釜石市鵜住居地区	佐々木義友・藤原　広志
報文	復興まちづくり事例：陸前高田市	犬童　伸広・阿部　勝・高橋　宏紀
報文	復興まちづくり事例：気仙沼市－戻りたくなるまちを目指して－	春野　正成・佐々木　守
報文	復興まちづくり事例：南三陸町	松本　　悟・小原田満男
報文	復興まちづくり事例：石巻市新門脇地区	松原　弘明
報文	復興まちづくり事例：東松島市	森　祐樹・亀山　隆
報文	復興住宅事例：岩手県大槌町大ケ口一丁目町営住宅	小山　茂彦
報文	復興住宅事例：岩手県釜石市花露辺地区	三浦　康男・萩野谷陽子
報文	復興住宅事例：宮城県多賀城市桜木地区	千葉　一紀・永島　達矢
報文	復興住宅事例：宮城県女川町民陸上競技場跡地地区	今村　等・佐藤　亮
報文	復興住宅事例：福島県桑折町桑折駅前地区	鈴木　清志・望月　浩史
報文	岩手県震災復興公営住宅の状況と基礎・地盤	浅田　豊・菅野　優・三浦　寛基・小倉　健資
報文	宮城県震災復興公営住宅の状況と基礎・地盤	村瀬　広導
報文	福島県復興公営住宅の状況と基礎・地盤	木村　匡
報文	プレキャスト工法を積極的に採用した復興住宅事例紹介	秋重　博之
報文	宅地造成地の被害と復旧対策	佐藤　真吾
報文	宅地の大規模盛土被害と液状化対策：東海村の事例	東海村南台・緑ヶ丘災害復興対策検討委員会
報文	宅地の液状化対策：神栖市の事例	橋本　隆雄
報文	丸太を用いた液状化対策工	水谷　羊介
報文	格子状連壁による戸建住宅の液状化対策事例「ＧＲＩＤ　ＷＡＬＬ工法」	小川　正宏・真島　正人・丸岡　敏明・渡会　護
報文	狭隘地に適用可能な地盤改良工法の開発－Ｍｉｎｙマルチ工法，Ｍｉｎｙコラム工法－	川西　敦士・太田　光貴・山内　崇寛
報文	宅地の液状化判定のための地盤調査方法	大島　昭彦
連載企画	けんせつ小町便り　第２回	原　恵子
連載講座	地盤工学・技術ノート　第３２回　盛土の地震時残留すべり計算⑫	龍岡　文夫・デュッテイン・アントワン・矢崎　澄雄・毛利　栄征・上野　和広
新刊紹介	住宅地盤の調査・施工に関わる技術基準書（第３版）／住宅地盤品質協会
ＴＯＰＩＣ	地優連が「保証料不要の地盤品質保証制度」説明会を開催／（一社）地盤優良事業者連合会
	読者アンケート

〈編集趣旨〉

東日本大震災から５年が経過いたしました。本誌の特集「東日本大震災からの復旧・復興」シリーズも昨年7月号（その1―道路，鉄道，港湾，空港），昨年9月号（その2―がれき処理，環境対策）に続く第三弾として（その3―建築，住宅，宅地）として主に建築系インフラ整備についての特集を企画いたしました。生活の基盤である住宅再建と復興まちづくりは，復興の要でありますが，現状としては，高台移転は99％が着手され，災害公営住宅も94％が着手され，復興が力強く進捗している状況が伺えます。平成28年は，復興計画では平成27年度までの5年間が「集中復興期間」，平成28年度以降が「復興・創生期間」とされており，今後はインフラや住宅の再建に代表されるハードウェアから，産業の再生や健康・生活支援のソフトウェアの充実に向けて，大きく転換される時期となっております。この節目に当たる時期に，まちづくりに代表される「宅地地盤の面整備」と，住宅再建としての「震災復興住宅」の状況をまとめる事は，今後も起こりえる巨大災害に対しての備えで有ると共に，地方創世の今後の指標としても大きな意味があるものと考えます。