2013年3月号特 集 地下空間建設技術 総括編集 平井・藤田 両委員 |
|
巻頭言 | 新たな地下空間の創造に向けて:求められる空間構成力と4次元管理 | 岸井 隆幸 |
総説 | 地下空間利用技術の現状と将来展望 | 奥村 忠彦 |
各論 | 都市NATMの設計と施工技術 | 大津 敏郎 |
各論 | シールド工法における技術革新-歴史を振返りながら- | 堀地 紀行 |
各論 | 進化する推進工法で地下空間建設 | 川相 章 |
各論 | パイプルーフ工法の歴史と最新技術 | 島田 英樹・佐藤 徹・松井紀久男 |
各論 | 開削工法における技術の進展 | 青木 雅路 |
各論 | ニューマチックケーソン工法における最近の施工技術と地下施設構造物への適用-地下空間と基礎の一体造成- | 鈴木 正道 |
各論 | 地下構造物の老朽化に対する維持管理技術 | 大塚 正博・池尻 健 |
報文 | 地上発進・地上到達シールドの施工-複合アーチ断面・開放型シールドを採用したURUP工法の施工- | 前田 知就・大井 和憲・蛭子 延彦 |
報文 | 民地下における道路トンネル分合流部構築技術 | 落合 栄司・西嶋 宏介・藤井 剛・高浜 達矢 |
報文 | 鉄道高架橋近接でのニューマチックケーソンによる高速道路トンネルの建設-JR総武線市川・本八幡間外環こ道橋- | 桑原 清・廣井 利行・今野 博史・神野 雄三 |
報文 | 営業線直下のシールドトンネル切拡げ工の計画と施工 | 宮原 賢一・佐藤賢一郎・大石 憲寛・尾関 孝人 |
報文 | マレーシア:パハン・セランゴール導水トンネル(NATM, TBM) | 河田 孝志・松本 高之 |
報文 | 超大口径管推進工法 | 樋口 喬士 |
報文 | 東京駅前地下歩行者ネットワークの形成と最近の整備事例について | 大内 政男・河合 康之・草間 茂基・堀 正和 |
報文 | 地下石油ガス備蓄基地(波方・倉敷)-山岳トンネル- | 大竹 健司 |
報文 | ニューマチックケーソン工法による大規模地下空間の構築技術-東尾久浄化センター主ポンプ棟工事- | 永田有利雄・齋木 正・大野 裕嗣・遠藤 和雄 |
報文 | 大谷石地下採石場の建設技術-大谷石採石と空洞生成の歴史,有効利用可能性まで- | 清木 隆文・藤原 盛光・大村 猛 |
連載講座 | 基礎設計における諸問題と解決法 第18回応答変位法による設計の考え方と必要性 | 室野 剛隆・西村 隆義 |
連載コラム | 現役基礎技術者・研究者が語る私のステップアップ法 第12回 | 千種 信之 |
〈編集趣旨〉
地価高騰の現代,空間の有効利用として地下の活用は必須ですが,限られた空間での活動は,安全面,防災面,環境・心理面などマイナスイメージによる障害が大きな問題として取り上げられてきています。
地下空間の利用形態を見てみますと,物流・アクセスなどに利用するトンネルと,容器・備蓄設備・地下街など,空間を利用する構造物に大別できます。
本特集号では地下空間開発に当たっての建設技術に力点をおいて,過去の技術から現在の最新技術までを解説し,最新の代表的な事例を紹介いたします。なお,山岳トンネルの建設技術については,本誌「基礎工」の性格上から主眼とすることを避けています。