2010年11月号特 集 場所打ちコンクリート杭の施工法の歴史 総括編集 桑原・藤田 両委員 |
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巻頭言 | 場所打ち杭工法の先天的施工性に思う | 海野 隆哉 |
総説 | 場所打ちコンクリート杭の施工技術 | 青木一二三 |
各論 | 打撃工法の変遷(明治期から昭和30年頃まで) | 平原 勲 |
各論 | 掘削工法の変遷:昭和30年頃以降の場所打ち杭 | 三反畑 勇 |
各論 | 最近の場所打ちコンクリート杭工法-平成元年頃以降- | 平井 芳雄・山下 清 |
各論 | 土木における場所打ちコンクリート杭の支持力評価の変遷 | 青木一二三 |
各論 | 建築における場所打ちコンクリート杭の支持力評価の変遷 | 桑原 文夫 |
報文 | コンプレッソル杭 | 宮本 和徹 |
報文 | アボット杭 | 宮本 和徹 |
報文 | ペデスタル杭・フランキー杭 | 田中 昌史 |
報文 | 深礎工法の歴史 | 小椋 仁志・河辺 良一・本橋 康志 |
報文 | プレパクト工法 | 坂本 忠・桂 豊 |
報文 | ベノト杭 | 福島 弘文 |
報文 | カルウェルド杭 | 伊勢本昇昭 |
報文 | ホッホストラッセル・ワイゼ工法 | 桂 豊・坂本 忠 |
報文 | リバースサーキュレーションドリル杭 | 舘山 勝 |
報文 | BH杭 | 長尾 俊昌 |
報文 | 壁杭・壁基礎の変遷 | 三反畑 勇・鈴木 巧 |
報文 | 拡底杭 | 茶谷 文雄 |
報文 | 場所打ち鋼管コンクリート杭 | 青木 健三 |
寄稿 | 整備新幹線における場所打ち杭の無溶接鉄筋組立の取組み | 森野 達也・山崎 貴之・西岡 英俊 |
初級講座 | 「この式どうやってできたの?どう使うの?」(第13回):Terzaghiの支持力公式 | 青木 雅路 |
連載講座 | 日本の吊橋基礎の50年 第8回瀬戸大橋-設置ケーソンの誕生への道- | 吉田 巌 |
〈編集趣旨〉
場所打ちコンクリート杭は,我が国では明治後期に従来の木杭に代わる杭として,既製コンクリート杭より早くから使われていました。現場で造成する杭であり,各種の工法が開発され発展した後,新たな工法の出現によって消滅していった施工法もあります。杭の施工方法は最近の数十年を見ても,過去の施工法の改良版ともいえる施工方法が,再度開発されていることから,この杭の施工法の歴史的な変遷を明らかにすることは価値があると思われます。
本特集号では,今までに開発され,実際に使われた工法について,その施工法と実際に適用された事例(特に初期のもの),開発のための載荷試験などを掲載する企画をいたしました。