2007年4月号特 集 立体交差化技術と基礎工 総括編集 舘山・福井 両委員 |
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巻頭言 | 主働と受働のはなし | 赤木 寛一 |
総説 | 国土交通省における踏切対策に関して | 秋元 利明 |
総説 | 道路における立体交差化技術 | 福井 次郎・竹口 昌弘 |
総説 | 鉄道における立体交差技術 | 石橋 忠良 |
各論 | 道路交通への影響を低減する路上工事技術の現状と課題 | 大下 武志・小野寺誠一 |
各論 | 線路上空利用建築物(低層)の構造設計法 | 武居 泰 |
報文 | HEP&JES工法による施工事例 | 清水 満 |
報文 | 鉄道と道路の上下逆転切替工事―一晩で鉄道は高架に,道路は地上に― | 林 賢一 |
報文 | 綾瀬車両基地直下の道路トンネル施工(パイプルーフ) | 藤本 繁・藤田 雄一・山村 学・高橋 幸久 |
報文 | 移動式直接高架施工機による場所打ち杭の施工 | 吉住 陽行・谷高 孝一・荻原 克巳・早川 正・亀廼井寿明 |
―京急蒲田駅付近連続立体交差事業における施工事例― | ||
報文 | エレメントと工事桁を併用した既設架道橋の改築 | 元木澤知紀 |
報文 | 東横線旧元住吉駅部における基礎杭打設方法 | 高田 久夫・鈴木 隆文・藤田 貴文・十束 唯男 |
報文 | 新宿駅南口人工地盤の設計・施工 | 大迫 勝彦・渡辺 恵介 |
報文 | 急速施工法による交差点立体化工事―原田高架橋― | 美島 雄士 |
報文 | 曲線の地下連絡通路を矩形のハーモニカ工法で築造 | 大久保英也・門脇 直樹 |
報文 | 線路上空利用建築物の設計・施工 | 大迫 勝彦 |
報文 | URT工法PCボックス形式の開発 | 泉 保彦・行枩 孝一・竹山 純徳・羽矢 洋 |
―耐震設計方法および作業エレメント省略方法について― | ||
報文 | 線路上空からの急速杭打ち工法「ラピッツ―O(オー)工法」の開発 | 松本 伸・東野 光男・辻 奈津子・阪本 公明 |
報文 | 線路上空からの杭打ち工法(スカイパイリング) | 喜多 俊介・林 篤 |
報文 | アンダーパスの急速施工法「URUP工法」 | 三木 慶造・横溝 文行・上田 潤 |
初級講座 | 基礎の設計―耐震設計のポイント「擁壁(建築)」(第28回) | 橋本 隆雄 |
〈編集趣旨〉
近年,開かずの踏切が社会問題化しております。このため国は約1千箇所といわれるボトルネック踏切を平成22年までに半減させることを目標に重点的整備を進めております。また,主要道路の平面交差部では慢性的な渋滞や大気汚染による健康被害を引き起こし,これらに対する抜本的対策としての立体化工事が,順次進められております。さらに,都市再生特別措置法の施行などにより,道路や線路上空に建物や人口地盤を造成する工事も都市部において急増しております。
そこで本号では,立体交差化工事に関する技術を対象とした特集を企画することにしました。具体的には,現在利用されている鉄道や道路をオーバーまたはアンダーパスする際の施工技術とその適用事例,近接・狭隘箇所における基礎の構築技術や掘削技術などを紹介することにしました。また,法制度や行政の取り組み,今後の課題,技術開発の状況なども紹介しております。読者の皆様が,このような工事を計画・設計・施工される際の一助となれば幸いです。