2005年2月号特 集 場所打ちコンクリート杭の最新の技術 総括編集 桑原 文夫 副委員長 |
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巻頭言 | 建築基礎―50年前と今― | 阪口 理 |
総説 | 場所打ち杭の技術開発に向けて | 海野 隆哉 |
総説 | 場所打ちコンクリート杭の変遷と今後の課題 | (社)日本基礎建設協会・福井 次郎 |
各論 | 場所打ちコンクリート杭のスライムの性状と打設コンクリートの挙動 | 田村 昌仁・根本 恒・前田 健一・川村 政史・渡辺 一弘 |
各論 | 場所打ちコンクリート杭築造時における安定液の品質改善 | 藤井 衛・近藤 順吾 |
各論 | 場所打ちコンクリート杭のせん断終局強度 | 林 静雄 |
各論 | 場所打ちコンクリート杭の杭頭処理と接合方法 | 梅野 岳 |
各論 | 基礎施工士制度について | 長嶋 徹雄 |
報文 | 膨張材を用いた場所打ちコンクリート杭の開発 | 竹之内 綾子・児島 郁男・青木 健三・日下部 治・村田 修 |
報文 | BCH(Bottom Circulation Hole)工法の開発と施工例 | 神田 政幸・日吉 洋一郎・野川 達也・吉川 正・齎藤 茂・小滝 裕 |
報文 | 高品質なアースドリル杭の開発 | 森 紘一・小林 勝已・山本 秀明 |
報文 | 先端強化型場所打ち杭工法(SENTANパイル工法)の施工事例 | 太田垣 宏司・奥村 文直・西垣 和弘・黒島 一郎 |
報文 | 多段拡径場所打ちコンクリート杭の原位置引抜き試験 | 平井 芳雄・青木 雅路・丸岡 正夫 |
報文 | 地盤補強型基礎工法(GRF工法)の大口径深礎への適用 | 金子 傑・金沢 吉彦・上野 誠・中谷 登 |
報文 | 炭素繊維を用いたコンクリート杭の損傷検知手法に関する検討 | 稲田 裕・石井 清・杉村 義広 |
報文 | SONIG CORING(音波採取法)による杭体コンクリートの検証事例 | 清水 勇 |
報文 | 環境に優しいアリス工法(安定液リサイクル・スライムレス)の開発と事例 | 正木 正廣・酒井 幸雄・藤井 敬次・前田 典彦 |
報文 | 場所打ちコンクリート杭の無溶接工法の開発 | 秋重 博之 |
報文 | ストランド場所打ち杭工法の開発と施工事例 | 高崎 秀明・野澤 伸一郎・築嶋 大輔・近藤 昭二 |
報文 | 狭隘な敷地におけるリバース工法の施工例 | 西口雅章・清水 泰 |
報文 | 狭隘地における地中障害物撤去と場所打ち杭築造 | 松尾 純喜・西口 雅章・静野 純 |
報文 | F.T.Pile(Flex Top Pile)工法の開発と実施適用 | 安田 聡・川端 一三・小室 努・征矢 克彦 |
報文 | キャプリングパイル(CP)工法の開発と施工事例 | 宮田 章・吉松 敏行 |
報文 | 場所打ちコンクリート杭の杭頭半剛接合工法の開発 | 佐竹 啓一・古城 豊光・内海 善彦・岩佐 裕一 |
報文 | 杭頭接合装置による新しい基礎構造 | 宮崎光生・西村 幸洋 |
初級講座 | 基礎の設計―やさしい基礎知識―(第31回) | 龍岡 文夫・菊池 喜昭 |
初級講座 | 基礎の設計―耐震設計のポイント(第2回) | 砂坂 善雄 |
〈編集趣旨〉
最近では,各種の杭基礎が大径化・長尺化することにより,また,載荷試験を行った結果を評価することにより,設計で高い鉛直支持力を採用しています。 ところで,杭一本あたりの支持力が大きい場所打ち杭は,実大の載荷試験を行うことが困難な場合が多く,従来の試験方法では極限支持力を実証できないという現実があります。 また,既製杭と比べて,場所打ちコンクリート杭はその性能が施工に極めて大きく依存することから,不十分な施工管理に対する危惧は一層大きく感じられます。 しかし,このような状況のなかでも,大きな支持力が必要な大型構造物にとっては,依然,頼りになるのは場所打ち杭ではないでしょうか。 本特集号では,場所打ちコンクリート杭の性能や信頼性向上のために行なわれた最新の技術開発を紹介いたします。